とつとつ

とつとつ
I
とつとつ【咄咄】
※一※ (副)
(1)舌うちをするさま。

「之を讃美せざるは, ~日本人の本色にあらず/日本風景論(重昂)」

(2)怒ったり, おどろいたりするさま。

「~, 何等の物乎(モノカ), と先づ驚かさるる異形の屏風巌/金色夜叉(紅葉)」

※二※ (形動タリ)
驚いて嘆声を発するさま。 また, 叱咤(シツタ)したり舌打ちしたりするさま。

「舎利弗(シヤリホツ), 一音をいだして~と叱し給ふに/太平記24」

~人に逼(セマ)る
〔世説新語(排調)〕
詩文や書画などの技芸がたいそう優れているのに驚嘆してほめる語。

「神秘の気とつとつとして人に迫ること覚ゆ/囚はれたる文芸(抱月)」

II
とつとつ【訥訥・吶吶】
口ごもりつつ話すさま。 言葉をとぎれとぎれに言うさま。

「~と語る」「~たる口調」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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